土木事業
地域社会の発展の為の開発とはいえ、それに伴い環境破壊を招いては、快適な生活環境づくりとはいえません。緑や水との共存・共生を目指し常に確かな技術を追求し、この美しい大地を次の世代に伝えていきたいと考えております。
弊社は、山一窯業(株)の販売代理店です。
[TROAD ティーロード]
技術の概要
「ティーロード」は片持ちばり式擁壁の壁体部分に積上げ式の構造用プレキャストコンクリートブロック(ティーロード)を使用し、連結鉄筋及び中込めコンクリートにより一体化させた擁壁であり、姉妹製品であるT型ブロックWタイプ(大臣認定製品擁壁)及びT型ブロック(一般用)の実績を踏まえた新たに開発された道路対応の技術審査証明済み製品です。
@コスト縮減が可能
A工期短縮が可能
B施工管理が容易
C逆L、L型形状の施工が可能な為用地の有効利用が可能
D良質地盤の場合14mまで垂直が可能
(認定は10.2m)
Eカーブ処理、天端勾配処理が可能
Fブロック表面は自然石模様仕上げ
G法積施工も可能
構造工程
@根切り用遣り方の設置
A根切りの施工
B基礎用遣り方の設置
C〜F基礎工
堀剤、床付け基礎材設置後、均しコンクリートを打設し、鉄筋組立て及び型枠の設置を行う。基礎鉄筋は、設計図に基づき、所定のかぶり、長さ、鉄筋径、ピッチを確実に組立てる。
基礎立ち
タイプ | 基礎前面からの距離 |
---|---|
RM型 | d1+350 |
RB型 | d1+350+350 |
RK型 | d1+350+350+350 |
基礎コンクリートの設計基準強度は21N/mu以上とする。
基礎延長は20m以内で縁切しエラスタイトで処理する。
基礎小段施工の場合は、堀削部を置換えコンクリートで処理する。
G築造
ティーロードを専用吊金具にて吊り上げ、基礎の立ち上がり鉄筋にティーロードの連結鉄筋挿入孔を通して据付ける。
水平の微調整にはライナープレート等を使って下さい。
トラッククレーン車を用いる場合の標準的な使用範囲及び作業範囲
製造重量 | 1.5t以下 | 3.0t以下 |
---|---|---|
作業半径 | 8.0 | 8.0 |
トラック クレーン |
4.9t | 11t |
ワイヤー径 | φ12.5 | φ12.5 |
2段空積みした後、連結鉄筋を差し込み、位置決め鉄筋を用いて所定のあき、kふりを満足させるよう固定する。
H中込めコンクリートの打設
中込めコンクリートの設計基準強度は30N/muとし、棒バイブレーターにて入念に締め固めを行う。コンクリート打設高さは、ブロックのつなぎ目と打ち継ぎ高さが同一にならない様20cmくらい下げて打設する。
控え壁中詰め材料の容量
ティーロード 1u当たりの控え壁中込めコンクリート量
呼び名 | コンクリート量(u) |
---|---|
RM型 | 0.070 |
RB型 | 0.143 |
RK型 | 0.241 |
I〜J埋戻し
- 擁壁背面の埋戻しは、中込めコンクリートが設計強度の70%以上に
達した後に行う。 - 水抜穴(φ75mm)には排水フィルター(スカート型)をセットし、呑口側へは
透水材として厚さ30cm以上の栗石又は砕石を充填するか耐久性の高い
透水マット等で水抜穴を結ぶように最上部から最下部の孔までブロックの
背面にそって設けること。 - 埋戻しは設計条件に合致した材料を用い小型ブルドーザーや人力により一定の厚さに平坦に敷き均し、敷き均し厚は一層につき35〜45cm程度にする。
- 締め固めは、現場に最適な機材を使用し、各層毎に均一に所定の密度となるよう締め固める。仕上げ厚は、一層30cm以下とし、締め固めの基準JISA1210により定められた最大乾燥密度の85%以上に締め固める。
3段目以降G〜Jを繰り返す。
K天端処理方法
ブロックの種類
RMタイプ
RM-A:2000×1000×510 (986kg)
RM-B:1000×1000×510 (493kg)
RM-C:2000×500×510 (493kg)
RM-D:1000×500×510 (247kg)
RBタイプ
RB-A:2000×1000×850(1366kg)
RB-B:1000×1000×850 (683kg)
RB-C:2000×500×850 (683kg)
RB-D:1000×500×850 (342kg)
RKタイプ
RK-A:2000×1000×1250 (1950kg)
RK-B:1000×1000×1250 (975kg)